休日・夜間診療などは高くつく

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時間外、休日、深夜の診療には、通常の料金に規定の割増料金が加算されます。

医師が定めた診療時間外の受診は、初診の場合では850円、再診の場合では650円が加算されますし、これが休日だと初診時2,500円、再診時1,900円、深夜(午後10時から午前6時まで)になると、初診時4,800円、再診時4,200円が加算されることになっています。

電話による医師への相談も有料

一度診てもらったあと、容態が気になって、医師に電話をして指示を求めるような場合も、再診の場合と同じ医療費が請求されます。

やむを得ないとき以外は、こうしたことも考慮して受診しましょう。

時間外・休日・夜間受診はこれだけかかる〈診療所の場合

  初診時 再診時
時間 初診料 加算額 再診料 加算額
時間外 2,880円 850円 3,730円 730円 650円 1,380円
休日 2,500円 5,380円 1,900円 2,630円
深夜 4,800円 7,680円 4,200円 4,930円

(2019年10月現在)

診療所とは、医師または歯科医師が医業または歯科医業を行う場所で、患者の収容施設を有しないもの、または患者19人以下の収容施設を有するものをいいます。これに対し、病院とは、患者20人以上の収容施設を有するものをいい、両者は基本料金(基本診療料)に違いがあります。

夜間早朝等加算について

病院の緊急外来の負担を軽減するため、早朝や夜間にも通常診療している診療所(クリニック)※1では、診療時間内であっても朝8時前や18時以降(土曜は12時以降)日曜・祝日は終日に受付をした患者には、「夜間・早朝等加算」として500円※2の割増があります。

例えば、診療所が19時までを診療時間としていても、18時以降に受診した場合、この加算分が請求されます。

また、保険薬局の営業(開局)時間内であっても、19時(土曜は13時)〜朝8時、日曜・祝日は終日の調剤には、「夜間・休日等加算」として400円※2の割増があります。

※1必要な届出をした病床(ベッド)数19床以下(ゼロを含む)の医療機関

※2義務教育就学後〜69歳の場合、上記金額の3割を窓口負担